VRChat雑記

かやのみちゃのVRChat関連の雑記ブログです

VRChatワールド紹介 「放課後階段-kaidan-」

もっともシンプルで無駄のない世界

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ノスタルジック

 放課後階段はVRChatのなかで自分が一番尊敬している世界と言っても過言ではない。これは冗談ではなく。ワールドサイズが10MBを切っており、かなり軽量であること。ライティングなどの負荷が少なく、FPSが非常に軽いこと。無駄な置物や動かすものもなく、純粋にお話に集中できること。

 放課後階段はVRChat初心者のころに出会って衝撃を受けたワールドだった。海と夜景、花火、宇宙、いろんな素敵なワールドを巡っては楽しんでいたけれど、このワールドの圧倒的な居心地の良さ、無駄の無さにはびっくりした。

 

 今、一年間VRChatをやって、自分もワールドを作ってきた経験があるからわかるが、これはおそらくUnityのAsset Storeで売られているものだろう。音楽もきれいだが、どこかの音源なのだろうが…。なんだ出来合いのものか、フルスクラッチじゃないのか。そういうことを言う人もいると思う。

 

 でも自分は、これをVRChatにおいて、しかも無駄なく、余計なことなく軽く仕上げてあることがすごいなあと思った。このほかにもしばらくして放課後階段にはOculusQuest対応のものも増えたようだが、一番シンプルなこのワールドが好きだ。

 

 現実の誰もが見たことのある風景。夕焼けのきれいさ、無駄の無さ。外の風景はあいまいなグラデーション。木が生えてるとか海が見えるとか、それぞれ実は違う学校生活を送っていただろうけど、そこらへんをぼかしてくれる。まあSkyboxの描写が減って軽くなるというのもメリットだろうが。

 

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影がきれい

 いつまでもずっと変わらない、曖昧な放課後をきれいな音楽とともに、ずっと友人と話せる空間。そこには無駄がなく、話に集中できる。きれいなワールドも、幻想的なものも、非現実的なものも、メッセージ性の高いものも、いっぱいある。

 

 でも自分が目指したい、尊敬する素敵なワールドは放課後階段だ。この狭さ、話に集中できる空間。階段を降りたり登ったり、それだけで楽しかった日々を思い出す。狭いけれども、結構人が入る。VRChatからログアウトするときは階段上か下か、みんなでバイバイする。不思議な気持ちになれる。
 

このシンプルさ、言いようもないノスタルジックさ、軽さ、会話に集中できる空間。全部がすごいと思う。自分の目標だ。広いワールド、ギミックよりもこういう空間を目指したい。