VRChat雑記

かやのみちゃのVRChat関連の雑記ブログです

VRChatの食堂について

VRChatで食堂を作ってみた。図書室に続き2つ目のPublicワールドだ。
例によってアセットストアからほぼ変えていない。素晴らしいアセットだ。
投稿にはCommunity Labを使ったが、おそらくバグでPublic化が遅れた。
長らく利用者数が少なかったが、最近利用者が増えてとても嬉しい。
たまにエゴサーチして(といっても食堂 VRCぐらいでしか…)素敵な写真をみてほっこりしている。

食堂にはちょっとだけ頑張った仕組みがある。
それが首から下げる看板を利用したランダム表示機能だ。
図書室と同じようにPanoramaImageLoaderを使わせてもらっている。

実装はランダムな画像URLをもたせているのではなく、サーバーで一個一個手作りしている。画像生成がわりと早かったので採用した。
画像生成に時間がかかる場合はGoogle Driveに事前に連番で生成したものをアップロードしてCDNのように使うのが得策だろう。

画像の生成はアクセスごとではなく、実は1秒ごとにサーバーで一つの画像を入れ替えている。
これはVRChatの同期の難易度が非常に高いためだ。
全員が同じものを見るにはそのワールドにいる人達を識別しないといけない。だが、それを知る方法はない。IPで識別しても意味がない。
なのでサーバー側の時間によって更新したほうが楽だと思う。

たまに同期がずれて違うものが見えると思う。
だが首から下げる看板というシュールさが許してくれると信じている。

ちなみに表示されるものは全部で200個ぐらいある。
だらだらと自分で書いて作った。センスはたぶんない。
だけどセンスよりも大事なのは不愉快にならないかだと思う。
危険なワードとかよくない単語が出るところは居心地がよくない。

安心して遊んでほしいので自動収集などはやっていない。
そこそこ平凡だったりVRChat界隈の言葉が入っているはずだ。

またワールドを作るにあたって気にしていたのは男女の扱いだ。
上記の2つの扉を見て多くの人はどうやらトイレだろうと思うらしい。
そこで悩むのはどっちが男子、女子トイレだろうか?と。
案内板があったほうが親切だろうか?

VRChatではVR上の姿にのみ気を配ってほしい人が多いと思う。
バーチャルマーケット2のアンケートでも性別を聞くのはおかしいという意見がTwitter上で多く見られた。
つまり現実の性別とか年齢とかじゃなくて、自分が相手にどう見せたいのか、どう見えているのか。
VR上で現実と差異があろうがなかろうが今は今として見てもらいたい。
そういうことが大事なのだろう。

性別がどっちだとかグレーとか色分けすらも面倒だ。
ただ縛られない、自分の心のまま好きな姿でいられる自由が心地よい。
そういうのがいいはずだ。
なので食堂の一角を見たとき男女のマークはみたくない。

だから思い切って和室、洋室とした。
和室と洋室は果たして対極だろうか?
そして男女と同じように分けるべきものだろうか?

だが、食堂に部屋があること自体がそもそもおかしい。
つまり議論するだけ無駄だし、和洋折衷でいい。
現代においては和洋なんて形の違いでしかなく、共存している。
そういうことを表現したかった。

そこを感じ取った人がいたらすごい。
まあおふざけ半分なので真面目に考察する人などいないとは思うが。

あなたが想像する食堂は和風ですか?洋風ですか。
木造ですか?コンクリートですか。
あなたのアバターは日本的ですか。VRChatは外国ですか。
あなたは何色ですか。

そういうことにはあまり意味がないと思う。
VRは一見仮想で現実的でないという意見が大半だと思う。
だけど自分は仮想だからこそ、現実と対比できるからこそ
より本質を見極めて、きちんと考えなければならないと思っている。


現実のほうが大多数の常識と偏見があって、目に見えるものが真実と思える。それはかなり楽だ。思考の節約ができる。
VRはただの遊びでもいい。
だけどこの世界は、本気で考えるとすごく深くてとても面白いものだ。
そういう世界でちょっとした思考のいたずらを仕掛けるのは結構楽しい。

難しいことは書いているが、食堂はわちゃわちゃはしゃいで楽しく過ごしてくれればとても嬉しい。
笑って楽しく、幸せに。そして健康に。
ぜひVRで素敵な時間をお過ごしください。